むちうちが発症したら
適切に処置しましょう
むちうちは、交通事故やスポーツなどの激しい衝撃がきっかけとなって起こることが多いです。
首が激しくしなることで生じる症状の総称で、頚椎捻挫型や神経根損傷型などのタイプがあります。
症状によっては、首の痛みや手足のしびれ、原因不明のめまいなどが生じます。
受傷した直後は、自覚症状が出にくいため、放置して後からむちうちであることに気づくケースも少なくありません。
数ヶ月で回復する軽度のむちうちが多いですが、後遺症が残るほど重症な場合もあります。
そのため、むちうちは後遺症を残さないためにも早めに対処することが大切です。
こちらでは、むちうちの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
このような症状にお悩みではありませんか?
むちうちは、交通事故やスポーツで多いケガの1つです。
受傷直後には、あまり症状がみられないため、放置されてしまうことも少なくありません。
むちうちで多いお悩みには、次のようなものがあります。
- むちうちのせいで首が動かせない
- 頭痛がいつまで経っても引かない
- 事故に遭ってから首に違和感を覚える
- むちうちの後遺症が残らないか心配
- 転倒してから手のしびれがとれない
- 軽いむちうちだといわれたが、なかなか改善しない
事故後はむちうちに注意しましょう
むちうちの主な原因
●交通事故
むちうちの代表的な原因は、交通事故です。
衝撃で首が激しく揺れることが原因で発症します。
特に、前後に首が動く追突事故や急ブレーキを踏んだときなどに多くみられます。
首の関節の可動域は約60度といわれていますが、事故の衝撃で可動域を超えた動きすると、首の骨や神経、靭帯、血管などにダメージが及ぶことがあります。
シートベルトの機能によって、衝撃を受けても胴体はある程度固定されますが、頭と首は不安定な状態となっています。
また、ヘッドレストの装備が運転席と助手席に義務付けられていますが、これは頭が後ろに倒れることを抑制するためです。
しかし、ヘッドレストの高さが合っていなかったり、シートに浅く座っていたり、装着義務のない後部座席に座ったりしていると、首が大きく前後にしなりやすくなるため、むちうちが重症化することもあります。
●スポーツ
ラグビーやアメフト、柔道といった選手同士の接触が多いスポーツは、ぶつかったときに大きな衝撃が加わります。
すると、首が激しくしなる可能性があるため、むちうちのリスクが高くなるといわれています。
また、スノボやスキーといったウィンタースポーツは、足が板に固定されているため、転んだときに受け身が上手くとれず、首に大きな衝撃が伝わり、むちうちになることもあります。
●その他
階段で足を踏み外したり、不注意で誰かとぶつかってしまったりといった日常生活のささいなことがきっかけで生じる場合もあります。
また、ヨガやストレッチなどで適切ではない動作をして首を痛めてしまうケースもあるようです。
また、強い加速度(G)が加わるジェットコースターのようなアトラクションが急停止したときに、首が前後に激しくしなることもあります。
むちうちの主な種類とその症状
むちうちは、具体的な病名ではなく、首が前後にしなることで生じる不調の総称を指します。
こちらでは、むちうちの主な種類とその症状についてご紹介します。
●頚椎捻挫型
むちうちの多くは、頚椎捻挫型だといわれています。
頚椎捻挫型とは、首に起こる捻挫のことで、主に頚椎を支える靭帯や筋肉が損傷しています。
代表的な症状は、首や肩の痛みです。
また、場合によっては首を前後左右に動かすことが難しくなり、頭痛を伴うこともあります。
●神経根損傷型
神経根とは、神経の大元である脊髄から枝分かれしている細い神経の根本のことです。
神経根損傷型は、強い衝撃によって、首から手先まで繋がっている神経根が傷ついた状態のことをいいます。
神経にもダメージが及びますので、首の痛み以外にもしびれや脱力、知覚障害などを伴うことがあります。
●脊髄症状型
脊髄症状型は、脊髄の中を通る神経が圧迫された状態のことです。
全身につながっている神経がダメージを受けるため、腕や足に痛みやしびれを感じることがあります。
●バレー・リュー症候群型
バレー・リュウ症候群型は、衝撃によって自律神経がダメージを受けた状態をいいます。
自律神経は、循環器や呼吸器といったあらゆる身体活動を調整しており、24時間働き続けています。
自律神経が傷つくと、身体活動の調整が上手くいかず、頭痛やめまい、吐き気、耳鳴り、全身倦怠、動悸などを感じることがあります。
●脳脊髄液減少症型
脳と脊髄は、硬膜という袋で包まれており、硬膜は脳脊髄液で満たされています。
脳脊髄液減少症は、衝撃で硬膜が破れたことによって、脳脊髄液が漏出し、脳脊髄液圧の低下と脳脊髄液量の減少が起こっている状態のことです。
脳脊髄液のはっきりとした役割は分かっていませんが、脳脊髄液が減少すると、頭痛やめまい、吐き気、倦怠感、抑うつ状態といった症状が現れることがあります。
むちうちの正しい対処法
むちうちの対処法
むちうちは、後遺症が残る可能性もあるため、早期に正しく対処する必要があります。
こちらでは、むちうちの対処法についてご紹介します。
●医療機関に相談する
むちうちは、受傷直後には自覚症状が出にくく、数日経って不調があらわれることもあります。
そのため、寝違えと勘違いして放置し、症状が悪化してしまうことがあります。
大きな衝撃を受けた場合は、見た目に異常がなくとも、念のため医療機関に相談しましょう。
レントゲンやMRIといった検査機器が充実している整形外科がおすすめです。
●安静にする
むちうちは、炎症を伴うことがあります。
首の違和感が気になって無理に動かしてしまうと、さらに損傷が広がる可能性があるため、数日間は安静にしましょう。
身体に負担がかかる車の運転やスポーツなどもしばらくの間は中止しましょう。
また、損傷がひどく、安静にしていても痛みが強い場合は、頚椎カラーと呼ばれる固定用装具を使用することもあります。
しかし、長期間使用すると首の筋力が衰えたり、関節が拘縮したりする可能性があるので、短期間の使用に留めましょう。
●受傷直後は冷やす
受賞直後は炎症反応が強く出ていることもあります。
熱を持ったように痛む場合は、冷やして炎症の広がりを抑えましょう。
直接首を冷やしますと、凍傷になることがあります。
そのため、直接氷が肌に触れないよう、タオル越しにおこないましょう。
冷却は、受傷後から数日間、1回15分程度が目安となります。
●寝具を見直す
枕が硬すぎたり柔らかすぎたりすると、さらに首の筋肉や神経に負担がかかり、痛みが悪化することがあります。
仰向けに寝たときに、後頭部から首、肩先までのカーブを埋められるような枕を使用しましょう。
枕を買い替える時間が無い場合は、タオルを使って高さを調節する方法もあります。
●十分な睡眠を取る
傷ついた組織を回復させるためには、十分な睡眠が必要です。
大人の方は、毎日6時間から8時間程度の睡眠時間を確保するようにしましょう。
寝ているときも痛みが出る場合は、枕の高さを調節したり、痛み止めを使ったりしましょう。
MEDICALスポーツ接骨院の
【むちうち】アプローチ方法
当院のむちうちへのアプローチは、受傷後どのくらい時間が経っているか、炎症・熱感がどのくらい残っているかで変わります。
受傷直後、炎症・熱感がひどい時は、「安静」「冷却」になります。
特に、冷却に関しては、当院には、炎症・熱感を早く抑えてくれる湿布をご用意していますので、その湿布をしっかり貼っていただきます。
症状が落ち着いてきたら「もみほぐし」「ストレッチ」「電気施術器」を使い、回復に向けて施術させていただきます。
むちうち症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
著者 Writer
- 大塚 公幸
(オオツカ マサユキ) - ●所有資格:柔道整復師
●生年月日:1987年1月4日
●出身:東京都
●趣味:トレーニング、ルアーフィッシング、買い物
●MESSAGE
一日でも早く、痛み・悩みが改善できるよう、全力を尽くします。
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