どうして寝違えが起きるのでしょうか
寝違えは、年齢や性別を問わず、誰にでも起こることがあります。
朝起きがけに首の痛みが生じると、1日憂鬱な気分で過ごさなければなりません。
ちょっとでも首を動かすと痛みが出ることがあるため、日中の仕事や家事にも支障が出る可能性があります。
画像検査では判断しにくいため、明確なメカニズムは分かっていませんが、筋肉の疲労が関係しているといわれています。
また、寝違えは突然起こるように思えますが、実は前日の無理な運動や身体の冷えなどの要因が考えられます。
寝違えに対処するためには、まずなぜ寝違えが起こったのか原因を知ることが大切です。
原因に合った対策を施し、再発を防ぎましょう。
こちらでは、寝違えの原因や症状、対処法・予防法について詳しくご紹介します。
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目次
このようなことに
お悩みではありませんか?
寝違えの程度は人それぞれですが、ひどいと少しも首を動かせなくなることがあります。
寝違えになってしまった方は、次のようなお悩みを抱えていらっしゃいます。
- 首に鈍い痛みを感じる
- 首や肩がだるい
- 首が動くて後ろを振り向けない
- 電車の揺れが首に響く
- 首が痛すぎて仕事に集中できない
- 毎年冬になると必ず寝違える
繰り返す寝違えには原因があります
寝違えの主な原因寝違えの主な原因には、次のようなことが考えられます。
寝違えの原因
●無理な姿勢での就寝
寝違えは、無理な姿勢での睡眠によって首に負担がかかり、筋肉が炎症を起こすことが一因であると考えられています。
特に、硬い床や地面、寝返りを打てない狭い場所やソファー、座った状態での居眠りなど、睡眠に不適切な環境で寝てしまうと、無理な姿勢になりやすく、寝違えのリスクが高まります。
●身体の冷え
寝違えは、寒い時期になると発症しやすい傾向があります。
これは、体温が低下し、筋肉が緊張しやすくなることが原因と考えられています。
緊張した筋肉は硬くなり、動きも悪くなってしまうため、寝ている間に首を捻ると痛めやすくなります。
●前日の疲れ
前日に普段しないような激しい運動をした場合、筋肉に疲労が蓄積されており、睡眠中のふとしたきっかけで肉離れを起こすことがあります。
前かがみでの作業や重いものを持つ動作などが例として挙げられます。
また、通常は寝返りを打つことで身体にかかる負担を軽減しますが、疲れが溜まりすぎていると寝返りの回数が減り、首の一部に負担が集中してしまう可能性があります。
●飲酒
飲酒も寝返りの回数が減少する要因と考えられています。
その結果、寝違えが発症しやすくなります。
また、泥酔してベッド以外の場所で寝てしまうと、首に大きな負担がかかる可能性があります。
●合っていない枕の使用
枕は、睡眠中にかかる首への負担を減らすアイテムです。
高さの合っていない枕を使用すると、首への負担が軽減されず、寝違えにつながることがあります。
また、高さが合っていても長さが十分ではないと、寝返りを打ったときに枕から頭が落ちて首を痛めることもあります。
●筋力の低下
長時間のデスクワークや運動不足などによって筋力が低下していると、少ない筋肉で身体を支えなければなりません。
そのため、一部の筋肉に負担が集中しやすくなり、寝違えを起こすことがあります。
寝違えと間違えやすい病気
●むちうち
むちうちは、強い衝撃によって首がむちのようにしなることによって起こる症状の総称です。
受傷した直後には自覚症状が乏しく、数日後に痛みが出てくることがあります。
そのため、寝違えだと勘違いして放置してしまうケースも多々見受けられます。
むちうち発症の多くは、明らかなきっかけがあります。
首に大きな衝撃が加わるような事故にあった場合は、念のため医療機関に相談しましょう。
●頚椎椎間板ヘルニア
頚椎椎間板ヘルニアとは、首の骨と骨との間でクッションの役割を果たしている椎間板が飛び出す病気です。
悪い姿勢での作業やスポーツなどが関係しているといわれており、働き盛りの世代に多くみられます。
首を後ろに反らしたときに、手や腕にしびれ、痛みが現れることがあります。
また、手先の感覚が鈍くなり、箸が持ちにくくなったり、着替えが一人でできなくなったりします。
●頚椎症性神経根症
背骨は、「椎骨」というブロック状の骨が積み重なっており、首には7つの椎骨があります。
頚椎症性神経根症は、椎骨の中央を走る脊髄から枝分かれした細い神経が椎骨の一部に当たって刺激されることで、痛みやしびれを招く病気です。
主に、加齢による変性によって、骨が棘状になることが原因だといわれています。
頚椎症性神経根症は、自然と痛みが引いていくこともあるため、寝違いだと勘違いされるケースも少なくありません。
寝違えの特徴
●目が覚めたときに痛みに気づく
寝違えは、起床したときに首の痛みに気づくことが多いです。
●鈍い痛みを感じる
筋肉の疲労が原因となることが多いため、寝違えは鈍い痛みだと表現されます。
●画像検査では異常がみつからない
寝違えの多くは、筋肉に問題があるため、レントゲンやCTなどの画像検査では異常がみられないことがあります。
寝違えの対処法と予防法について
寝違えの対処法
●受傷直後は冷やす
寝違えになると、筋肉に炎症が生じることもあるため、まずは首まわりを冷やしましょう。
冷やすことで毛細血管が収縮し、腫れの広がりが軽減されます。
保冷剤や氷のうをタオルに包んで首に当てると、程よい温度感で冷やせます。
1回15分程度が目安で、冷やしすぎると血行が悪くなるため、受傷後数日間だけおこなうようにしましょう。
また、鎮痛成分を含んだ冷湿布もおすすめです。
一方、直後に温めると血の巡りが良くなって、腫れが広がる可能性があります。
数日間は、湯船には浸からず、シャワーで軽く済ませるようにしましょう。
●痛みが落ち着いたら温める
寝違えの痛みが落ち着きましたら、温めて血行を改善し、組織の修復を促しましょう。
38度から40度程度のぬるめのお湯に入浴すると、全身の血行が良くなります。
また、お灸を使ってじんわりと身体を温める方法もあります。
首や背中、肩甲骨あたりを重点的に温めましょう。
さらに、寝違えは身体の冷えが原因となることもありますので、寒さ対策も大切です。
冬場は首元を冷やさないようにタートルネックやマフラーを活用しましょう。
●首や肩まわりをストレッチする
寝違を起こすと、周囲の筋肉が硬くなってしまうことがあります。
寝違えの症状が落ち着きましたら、首や肩まわりをストレッチして、再発防止に努めましょう。
運動不足の状態で勢いよく首を動かすと、筋肉を傷つけてしまう可能性があります。
首を回したり倒したりする際は、痛みが出ない程度にゆっくりとおこなうように心がけましょう。
また、デスクワークでの作業が多い方は、肩の筋肉の緊張が首に影響を与えている場合もあります。
1時間に1回程度休憩を挟み、同じ姿勢を長時間とり続けないことが大切です。
休憩中には、肩を回したり、肩甲骨を後ろに寄せたりするストレッチをしましょう。
寝違えの予防法
●寝具を変える
寝違えを防ぐために、首への負担の少なさと寝返りの打ちやすさを意識した寝具を使う必要があります。
身体に合った寝具に変え、寝違えになりにくい環境を整えましょう。
・枕
マットレスと首の間に隙間ができている状態だと、首に負担がかかり、寝違えが起こりやすくなります。
仰向けだけでなく横向きに寝たときの隙間も確認してみましょう。
枕を選ぶときは、首のS字カーブを維持できるかどうかをみることがポイントです。
寝ているときも首のS字カーブがキープされれば、寝違えが起こりにくくなります。
また、寝返りを打ったときも枕から首が落ちないように、少し大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。
・マットレス
マットレスは、背骨のS字カーブに沿って体圧を分散させ、支えてくれるものがおすすめです。
硬すぎると、体重を預けてもマットレスが沈みこまず、身体の一部に負担がかかりやすくなります。
また、柔らかすぎても、腰が沈み込んでしまい、寝返りが打ちにくくなってしまう可能性があります。
マットレスを購入する際は、実際に横になり、寝心地を確かめるとよいでしょう。
仰向けだけでなく、横向きの状態での感触を確かめることも大切です。
●ストレッチの習慣を付ける
寝違えは、首や肩まわりの柔軟性の低下が関係していることもあります。
日頃からストレッチを習慣づけ、背中の柔軟性を保ちましょう。
ストレッチは、ゆっくりと深呼吸しながらじっくりとおこなうことがポイントです。
身体が温まっている運動後や入浴後だと、硬くなった筋肉がよりほぐれやすくなります。
●身体を温める
身体を温めることで、血行が良くなり、疲労が蓄積されにくくなります。
疲れを感じるときは、38度から40度程度の湯船に浸かり、じっくりと身体を温めましょう。
入浴する時間がないときや首や肩にこりを感じる場合は、気になる部位を使い捨てカイロや蒸しタオルなどで温めましょう。
MEDICALスポーツ接骨院の
【寝違え】アプローチ方法
当院の寝違えに対して、「もみほぐし」「ストレッチ」「電気施術」をおこなっていきます。
寝違えは、長時間の無理な姿勢が続いて、患部に炎症が起きてし待った状態になります。
あまりにも、炎症が強い場合、「アイシング」「固定」「安静」を行ってから、「もみほぐし」などで血流を促進させ、回復力を高めていきます。
寝違えの症状を改善させたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
著者 Writer
- 大塚 公幸
(オオツカ マサユキ) - ●所有資格:柔道整復師
●生年月日:1987年1月4日
●出身:東京都
●趣味:トレーニング、ルアーフィッシング、買い物
●MESSAGE
一日でも早く、痛み・悩みが改善できるよう、全力を尽くします。
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